「文藝春秋」12月号に、お墓についてのインタビュー記事が載った。むろん自分の喋ったことだから、話した内容については責任をもつが、例によってタイトルやサブ・タイトルはよりキャッチーなものをと、編集者がつけたものである。「最近はやりの自然葬や永代供養墓に異議あり」という副題なのだが、べつに私は自然葬や永代供養墓そのものに異議を唱えているわけではない。詳しくは本文を読んでいただきたいが、要するに、そういう選択肢は可能でも、もうそろそろ選択肢を増やすだけでない考え方が必要ではないかと、申し上げたいのである。