日: 2006年2月17日

春は名のみの

去年も「春は名のみの」と書いたと思うが、今年もそういう季節である。梅の花芽がまだまだちじこまっている。しかしそれにしては桃の花芽はもうかなり膨らみ、まるで梅を抜きそうな勢いを感じさせる。今年は春が一気に来そうな、そんな気がする。境内にはあちこち雪が残り、寒風にさんざめく竹藪が、ガラス越しに大きな胎動を感じさせる。なあんて部屋の中で見ていたら、郵便屋さんがバイクでやってきた。寒そ。