最近、五木寛之氏と鎌田東二氏との対談『霊の発見』(平凡社)を読んだ。じつに刺激的な対論であった。この本を読みながら秋田県の角館まで往復したのだが、おかげで途中の景色を殆んど見なかった。しかし少しだけ浮かぶ景色、たとえば秋田新幹線の車窓にあまりに迫った杉林や見下ろす渓谷など、それらも、なんだか『霊の発見』に染まった景色として甦る。これはかなり困った本だ。困った本は嬉しい。
2006年10月22日
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