長野県松本市の神宮寺さんに行ってきた。ここは同宗同派では有名で、お寺の学校機能、福祉施設としての機能、また文化センターとしての機能まで回復していると云えるだろう。むろん葬儀における工夫も一入ではない。またさびれかけた浅間温泉に入り込み、そこで老人福祉も展開されている。しかもこうした活動と、著作活動が両立されていることに、私は驚きを禁じ得ない。今日は「尋常浅間学校」という場での対談だったのだが、およそ尋常ならざるお寺だと思った。それにしても「常を尋ねる」とは佳い言葉だ。『老子』には「常を知れば容る」とあるが、高橋卓志師は常を知ればこそあれほど自在なのだろう。今更羨ましいとは思わないが、凄いと思った。今後も、宗教界のネットワークのハブとして、大いに活躍してほしいと思う。
2005年10月30日
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