毎年この季節になると、「早春賦」は名曲だと思う。「春は名のみの風の寒さ」そのものである。しばらくかかっていた小説が脱稿。からだの力が抜けたせいか、寒さをひときわ感じる。しかし寒くとも、やはりこの感じは何物にもかえがたい。愉悦。なにかが内側から満ちてくるようだ。木の根もそろそろ水を吸い上げはじめるのだろう。雪に囲まれ、春を感じる今、床の間には「雪深くして百福兆す」が掛けてある。
2005年2月23日
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