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お彼岸

いよいよまたお彼岸である。内面的な意味での「彼岸」とは、「私」がなくなることだろうと思う。「私」がなくなるとはどんな事態なのか、それは『現代語訳 般若心経』を読んで確かめ、自ら実践してみていただきたい。それこそお彼岸に最適の行だろうと思う。トップページのイメージがまた変わったが、これも飽くなき「私」のせいだ。京極さんの写真と宇賀神さんの撮った私の画像とが、彼岸と此岸のように入り混じっている。こうした融合と解離とが、私たちの日常に深みを与えてくれるのだろう。ところで今年のようなかわった天候でも、彼岸花はまもなくちゃんと咲いてくれるだろうか。さまざまな地方での開花時期を、また教えていただけたら嬉しい。

書籍情報



題名
現代語訳 般若心経
出版社
筑摩書房
出版社URL
著者・共著者
挿絵・川口澄子
発売日
2006/9/6
価格
780円(税別)
ISBN
9784480063199
Cコード
C0215
ページ
224
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