徒長枝 あれよあれよという間に、タケノコもほぼ終わってしまった。今は庭木の枝が、ぐんぐん伸びてくる。造園用語では「徒長枝」という。いたずらに長くなる、というわけだ。「いたずらに」なんて、むろんこっちの勝手な判断だが、こちらも対抗して「いたずらに」剪ったりする。まぁしかし、人と植物が一対一で向き合っている分には大したことは起きない。お互いに許しあえる範囲だろう。「しぶとい奴め」なんて思いながら、お互い苦笑いなど浮かべるのだ。なんだか今年は、山の木々と少し深いつきあいをしてみようかと思う。