日: 2007年2月5日

春一番

やはり今日の風は春一番と呼ぶべきなのだろうか。まさに暴風だった。井戸端の一輪車が転がり、水差しが壊れ、箒立ても箒ごと倒れた。それにしても、自然の思わぬ変化を表す言葉は「春一番」にかぎらず、いろいろある。先日「寒九の雨」という言葉を知った。大寒の日から九日目くらいだから、雪なら分かるが、雨だという。真冬でも命を潤す雨が、その頃に降ると、昔から云うらしい。表現があるということは、思わぬことではないということだ。不自然なのも自然なのだ。