日: 2008年3月10日

愛でたい

 いよいよ芽出たい季節になってきた。単純に、草木の芽が出ようとするこの季節は心中浮き浮きするから不思議である。これが「めでたい」という和語の語源であることもよく分かる。やがてそれは「愛」という漢字に結びつき、「愛でたい」という願望を含んだ形容詞になる。むろん「たい」は願望の助動詞だから、「愛でたい」人々だけの体験が「めでたさ」である。愛でたければめでたくなるし、愛でたくなければ当然そうはならない。それでもなんとなく愛でたくなるのがこの季節なのだろう。ここしばらく檀家さんが亡くならないのも、とても愛でたい。