日: 2009年6月4日

フクロウ

このところ、毎晩ホトトギスが鳴いている。夜、散歩しながら聴くと、どっちの方向で鳴いているのか全く分からない。不思議な鳥である。ホトトギスの居る地域にはカッコーがいないと云うが、たしかにこのあたりでカッコーの声は耳にしない。ところで友人が、最近路上に佇むフクロウを上着を被せて捕獲したという。夜中であったため、家に持ち帰った彼は、早速家族を起こし、「これがフクロウだよ」と教えたらしい。「ほう、これがフクロウか」と驚いて観察したのも束の間、フクロウはほどなく暗い夜空に飛んでいったらしい。束の間ではあったが、彼の母親は「不苦労とは縁起がいい」といたく喜んだらしい。