日: 2009年10月20日

遊行という生き方

 先日、藤沢の遊行寺さんにお邪魔してきた。やはり歴史のある、落ち着いたお寺だった。末寺400ヵ寺余りのこじんまりした宗派だが、宗務所もじつにアットホームな雰囲気だ。「遊行という生き方」と題し、遊行宗の皆さんの前で、言わずもがなの言葉を連ねてきた。最後はやはり、年と共にだんだん余計なものを捨てていこうと話してきたのだが、どうも自分の身のまわりを振り返ると忸怩たる思いが澱む。郵便物や贈呈本などの整理ができないのである。必要な書類の返事や手紙の返事をお待ちの方がいらしたら、しばらくは諦めていただくしかない。明日も講演のため、遊行に出るのだが、これは果たして遊行だろうか。